この記事では、船釣りで「タチウオ」をジギングで釣るために必要な道具と釣り方について解説します。
*こちらの記事も参考にしてください
この記事では、防波堤などの陸からタチウオを釣るためのおすすめ仕掛けを3つ紹介します。 タチウオは、非常に美味な魚であり、また、貪欲に魚を追うフィッシュイーターなため、ゲーム性の高い釣りが出来るので人気のターゲットです。 そのため[…]
*この記事を書いたTS氏
- タチウオ歴10年ほど
- 主戦場=瀬戸内海広域(特に広島で良く行きました)
船釣りならタチウオは簡単に釣れる!
タチウオは、獰猛なフィッシュイーターとして知られ、小魚を果敢に追ってくる習性があるので、ルアー(今回はジグメイン)でも簡単に釣ることが出来ます。
もちろん、キビナゴなどのエサを使えば、より簡単に確実に釣ることが出来ますが、船釣りにおいては手返しの良さから「ジギング」で狙う方が効率が良いです。
タチウオをジギングで狙うためのタックルを紹介しますので、ご参考になれば幸いです。
タチウオをジギング釣るための道具
ロッド
まず、スピニングかベイトかですが、これはどちらでも良いです。
ただし、圧倒的にベイトのほうが使用率が高く、タチウオ専門ロッドもほとんどがベイト用ロッドですので、その前提で話を進めていきます。
- 長さ=6~7Ftが多い
- 重さ=水深にもよるが60g~180g程度に耐えられるもの
- 固さ=個人的には、MLがベスト(これは好み)
このあたりから選ぶと問題なく使用出来ます。
他の記事でも書いていることなのですが、リールよりもロッドに金を掛けた方が良いと個人的には思います。
*使ったことのあるオススメのロッドを3つ紹介します
DAIWAのタチウオシリーズで有名な鏡牙のエントリーモデルです。
80~200gまでカバーしている万能ロッドですので、文句なしにオススメです。
SHIMANOの「サーベルチューン」シリーズの代表モデルがこちらです。
60g~180gまで対応しており、万能ロッドとして有名です。SHIMANO党は是非!
バレーヒルのドラゴンスティックは、タチウオをよくする人の中では非常に人気で、かつシリーズの中で最も私好みのスペックを紹介します。
MAX200gという表記になっており、力強いロッドです。
上記は、タチウオロッドのごくごく一部で、有名なシリーズですが、種類はさらに多くあります。
まずは、万能タイプを使用し、自分の好みに合わせて調整してください。
リール
SHIMANOのカルカッタシリーズと言えば、バスフィッシングでも有名で、釣り好きなら誰もが知っています。
私は、300HG をメインで使っており、他はあまり使ったことが無いです・・・
DAIWAのタチウオと言えば「鏡牙」シリーズ。こちらもオシャレなリールですね。
ライン&リーダー
100m以内でする場合のラインはPEの1号前後が主流です。私は1.2号を巻いています。
釣りをするポイントの水深にもよりますが、最初から深いところですることが分かっているのなら1.5号くらいを巻くことをオススメします。
リーダーはPEに合わせて選択し、ナイロンでもフロロでも使用可能です。(大体20lb~50lbくらい)
ただし、タチウオは歯が鋭く、リーダーを頻繁に傷付けるので、一回ずつ傷んでいないかチェックしましょう。
絶対に切られたくない!ジグを失いたくない!という方は、「ワイヤー」を使いましょう。
感度が悪くなり、若干喰いは落ちますが、私は頻繁に使っています。
ジグ
タチウオジギングに用いるメタルジグは、重さとカラーでなるべく種類が被らないように揃えましょう。
重さに関しては、水深に合わせる必要があり、50m~100m程度であれば60g~120g。それ以上は最大200gまでを用います。
カラーは、その時期、そのポイントで釣れているものを選ぶことが最適です。特に、釣り始めは、船頭さんにオススメを聞いた方が良いです。
他の釣りにも言えることですが、釣れはじめたらそのカラーを真似するのも有効です。
初めて購入したジグです。ネットで購入するなら「オルルド釣具」は何でも安いのでオススメです。
こちらも好んで使用する形状のジグです。カーブが無い分、沈むのが早く、手返し良く釣りをすること出来ます。
jackallのこのジグは優秀で定番です。
ジグは自分で塗装して作成するのも面白いので、是非チャレンジしてみて下さい。
有れば便利なもの
プライヤー
タチウオは歯が鋭いので、こういった道具が無いとかなり危険です。手返し良く釣りするには必須の道具です。
タチウオジギングの釣り方(3つのポイント)
指示されたタナを徹底して通す
船釣りでのジギングであれば、船頭さん(自ら操縦される人も含め)が魚群探知機を基にタナを伝えてくれます。
回遊魚を狙うときには、必ずそのタナを意識して底から上まで通しましょう。
*指示されたタナの外でも釣れますが、魚がバラけるのでやめましょう。
適切なアクションを
私は基本的にはショートピッチジャークで細かく誘います。恐らく、一般的な釣り師よりもシャクリ幅は大人しい目です。
*エギングなども優しめのシャクリです・・・疲れるので(笑)
これは、タチウオの活性によって適切な度合いが変わってきますので、その時々で対応しなければなりません。
ただ巻きでも釣れるときもあれば、しっかりシャクリを入れないと反応しない時もあります。
意識していることは、糸ふけをあまり作らないように、ラインテンションを保っておくことです。
これによってより細かな当たりを捉えることが出来、釣果に差が付きます。
当たりは瞬時にとる
タチウオのエサ釣りでは、「一服してから巻け」というように待ちの釣り方が主流ですが、ジギングの場合は、即合わせでOKです。
この辺りはほかの釣りと変わりませんので、早く反応できるように腕を磨きましょう。
タチウオは、そんなに賢くない(と思う)ので、何度でもアタックしてきますし、スレるということが起こりにくいです。
シーズンに一度は楽しもう
タチウオは、基本年中いけますが、どこの県でも最も釣れるシーズンが一度はあります。
しかも、釣れるときは本当に釣れる魚で、実績のある船であればまず失敗しません。
道具は、流用できるものが多いですし、そんなに高価な釣具でなくても十分に通用します。
そもそもタチウオは、そこまでデリケートな魚じゃないので、力技で仕留めるという感じで行きましょう。