この記事では、アマゴの渓流釣りに必要な道具と釣り方を紹介します。
全国的にも3月からは、アマゴの渓流釣りが解禁となり、初心者からベテランまでが渓流釣りを楽しみます。
特に、解禁直後は、アマゴも比較的簡単に釣ることが出来ますので遊漁券を購入するなら解禁日には釣りに行きたいですね。
解禁直後は簡単に釣ることが出来るということですが、シーズン終盤(10月頃)は釣れないかと言うとそうでもありません。
*一般的に渓流釣りをするためには遊漁券が必要で、3月から10月頃までがシーズンとなります。
アマゴの食生活は放流されてから徐々に変わってきますので、それに合わせてこちらもエサ・仕掛けを変えていけば釣れます。
解禁直後からシーズン終盤までのアマゴの釣り方について解説していきたいと思います。
*こちらの記事も参考にしてください
渓流釣りで最も釣果が伸びやすい時期は解禁直後の数日です。 おおよそ3月上旬からアマゴ・イワナ釣りが解禁となり、11月頃まで楽しむことが出来る渓流釣りですが、実際には、ほとんどの川で解禁日初日に50%以上が釣られてしまったいるようです。[…]
渓流釣りの人気ターゲット「アマゴ」
渓流釣りで人気のターゲット「アマゴ」
アマゴは、サツキマスの河川残留型(陸封型)個体である。30cm程度になるとパーマークが薄れる個体もある。降海型と見分けがつかなくなるため、この場合は塩類細胞(エラにある海と淡水を行き来するのに必要な細胞)の数で決定するしかない。雄の場合、成魚になると雄のサケに見られる「両あごが伸びて曲がり込む」鼻曲がりのような状態になる個体もまれにある。
Wikipediaより
アマゴの釣り方
3月(解禁直後)にオススメの釣り方
エサ(イクラ)・ルアー(スプーン)
解禁直後は、餌付けされてきて自然界とは程遠い状態なのでエサはイクラのような食べやすいものを用いることが多いです。
ブドウ虫や、川虫を使うこともありますが、飼育されてきた環境の影響が非常に大きいですのでいろいろと試してみることが必要です。
*パンを食べるアマゴもいますよ
エサ釣り(イクラ)の仕掛け
竿:3・6m~5・4mの延竿が使われることが多いです。仕掛けは4.5mと5.4mが主流
*アマゴとの距離があるほど釣りやすいので5.4mをオススメします。
仕掛け:専用仕掛けを購入するのが手っ取り早いです。
解禁直後は6号か7号がオススメです。ハリスは0.4号で十分です。
取りこぼしが無いようにっていう考えですが、デカいのに切られることもあります。あと、錘も付けるのを忘れないように!
ルアー(スプーン)の仕掛け
小型ロッドと1000番くらいのリール、ラインはナイロンラインの0.8号とかで良いです。
TS氏のタックル
ロッド:34PSR60(アジングロッド)
リール:レアニウムC14+(2000番)ちと大きい
ライン:エステルライン0.3号
ただし、写真ではエステルラインを巻いますが、トラブルが多いのでナイロンライン(0.8号くらい)をオススメします。
スプーン(僕もこれ使っています)
4月、5月にオススメの釣り方
エサ(ブドウ虫)・ルアー(スプーン)
エサ釣り(ブドウ虫)の仕掛け
4月になってくると、イクラが急に釣れなくなってきます。
ブドウ虫は、アマゴ釣りで年中活躍するエサです。
基本的には、解禁直後のイクラのエサ仕掛けと同じでOKです。
ですので、錘の重さが非常に重要になってきます。
ブドウ虫の画像は気持ち悪いので貼りません。
4月以降、イクラはまずダメになりますので、ブドウ虫が最低限あればいいのと、川の石を捲って川虫を採取しましょう。
5月以降にオススメの釣り方
エサ釣り(ブドウ虫)・ルアー(スプーン)・テンカラ
5月以降になってくると養殖のアマゴとは言え、かなり野生化しています。
音や水の振動、人の影にも非常に敏感になっていますので、釣り自体の難易度は一気に上がります。
しかし、ここからがアマゴ釣りの本番だと私は考えます。
なぜなら、テンカラ・フライフィッシングが通用するようになってくるからです。

テンカラ釣りは、ロッド・ライン・ハリス・毛鉤の4つの道具で出来るシンプルな仕掛けの釣りです。
毛鉤の重さで飛ばすのではなく、竿先から出るラインの自重によって毛鉤を飛ばします。
*そのうち動画撮っときますわ
テンカラ釣りの仕掛け
ロッド:テンカラ専用ロッドが必須です。3.3m~4mくらいが一般的
6:4か7:3で使い勝手が変わってきますが、個人的には6:4が良くしなって魚の引きを感じやすいので好きです。
ライン:専用のラインが必要です。テーパーライン・レベルライン・ストレートラインの3種がありますが、個人的にはレベルラインがオススメですし、最も汎用されています。
ハリス:フロロの0.8号くらいでOK
毛鉤:正直何でも釣れる!!!ですが、アマゴ用はトラウト用のフライフィッシング毛鉤よりは造りが小ぶりでシンプルなものが多いです。渓流だと流れが速くてリアルさとか必要ないです。
こちらの記事も参考にしてください。
アマゴが潜む場所を探るポイント
アマゴを釣るためには、アマゴがどのような場所に留まっているのかを考える必要があります。
いくつか写真を載せます。
この写真のポイントはエサ釣り、テンカラ釣りには不向きです。
何故なら、流れが弱すぎるからです。
エサ釣り・テンカラ釣りは、流れにエサ・毛鉤を乗せてやることで魚の食い気を誘います。
逆にこう言ったポイントでは、スプーン・ミノーなどが威力を発揮します。
私なら、上流側から対岸の際を狙って誘います。*よくロストもしますが・・・(笑)

このポイントでは、先ほどとは逆に、スプーン・ルアーが扱いにくく、エサ・テンカラ釣りが向いています。テンカラ釣りとはちょっとイメージが違いますが・・・
ここはエサを落とし込むのがベストです。
アマゴは、こういった流れが落ち込んでいる場所、急に深くなっている場所で、上から落ちてくる昆虫などを待ち構えています。
*もう一枚

何となくわかってもらえたらうれしいです。
渓流釣りの基本とマナー
渓流釣りは、基本的に「下流から上流」へ向かって釣り進んでいきます。
何故なら、魚は上流に向いて泳いでいるので、上流側から人間が向かっていくと警戒しやすく釣れにくくなってしまうからです。
ただし、ルアーマンにとっては逆で、下流から上流にキャストしても戻されるだけなので本当は上流から下流に進みたいと思っているでしょう。あんまり細かいことを言っても何も出来なくなるので、思いやりの心を持ちましょう。
そして、釣り進んでいく途中で、他の釣り人がいた場合ですが、基本的には追い抜かさないようにしましょう。
アマゴは警戒心が強い魚ですので、一度荒らした場所ではなかなか釣れません。
何より静かに行動すること!!
渓流釣りに必須の道具
ウェーダー
ウェーダーが無いと行動範囲が狭くなるため十分に渓流釣りを楽しむことは出来ないでしょう。
川にはいろいろな虫がいるので、防護と言う意味でも着用するほうが良いです。
私は、ヤマビルに血を吸われまくったことがあります・・・
タモ
せっかく釣った魚を釣り上げる為にもあった方が良いです。
魚籠(ビク)
これも絶対あった方が良いです。渓流釣りでは、如何に軽装かが重要なので、釣ってすぐに収納できる渓流用の魚籠は重宝します。
渓流釣りに有用な道具
偏光サングラス
水中が見えるとまでは言いませんが、日差しが強くて水面が反射するような状況では有用なアイテムです。うちのSHOPで格安で扱っていますので是非!
小型クーラーボックス
なくても問題ないですが、「いっぱい釣ったるでー!」って人は持って行ってもいいかもしれません。
私は、魚籠に氷を入れて持って帰りますので、クーラーボックスは用意していません。
虫よけ
気にしない人は必要ないかもしれませんが、夏場はありとあらゆる虫がいるので、虫対策をオススメします。
私は、河原でハチに追い回されて川の中にダイブしたことがあります。
また、ヤマビルが生息する地域では塩を塗っておきましょう。ヤマビルはマジで気持ち悪いですよ。
小型バイク(原付以上)
本格的に渓流釣りを楽しむには、山奥の渓流(源流)に足を運ぶのも面白いです。
特に、天然のアマゴ・イワナなどを狙うには、他の釣り人が簡単に行けるような場所では釣れませんので、それなりに険しい道を進んで探す必要があります。
車ではなかなか通れない道も多いので、バイクがあった方が良いです。
繰り返しますが、本格的に渓流釣りをしたい人はバイク!オススメします。
渓流釣りの楽しみ方は無限
渓流釣りには、魚を釣るだけではなく、仕掛けを自作したり、現地で塩焼きを食べたり、山登りをしたり、地元の知る人ぞ知る川をさがしたり・・・と無限の楽しみがあります。
一度ハマったら抜けられなくなること間違いなしです!!
あと、かなり運動にもなるので、ダイエットしたい人にもいいかもです!